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2017/10/28 23:23

今日はビクトリア時代のツバメのケーキプレートをアップしました。


シノワズリな絵柄が良い雰囲気のプレート。購入時は4枚だったのですが、
1枚裏に欠けを発見し、「しめしめラッキー!」と自分の物にしました。
色味も抹茶色の様な、苔色の様な絶妙な色味です。



どうも私は個人的には「ザ!イギリス」って感じの綺麗な色味のお花柄よりも、
ウィローパターン等の渋めなブルー&ホワイトのような柄が好みのようです。

話は少し変わりますが、私は「ラッキーチャーム」が好きです。
「ラッキーチャーム」とは、例えばアメリカだと「四葉のクローバー」や「蹄」
七面鳥の鎖骨部の骨「ウィッシュボーン」「てんとう虫」などの幸運を運んでくれるモチーフの事。

日本で言う、「招き猫」や「だるま」「松竹梅」「富士山」のようなものでしょうか。。。

で、話は戻りこのプレートに書かれている「ツバメ」もラッキーチャーム!
日本ではツバメが巣を作る家は縁起が良い、商売繁盛、子孫繁栄、等と昔からの言い伝えがありますね。

アメリカではツバメは昔から水兵にとても人気のあるタトゥーで、ツバメは毎年同じ場所に帰ってくる事から、
長い期間航海に出て無事に帰れるようにとの願いを込めてツバメを彫っていたようです。(いくつか意味はあるようですが)
灯台も水兵さんには人気のタトゥーモチーフ、こちらもやはり無事に帰って来れるようにとの意味だそうです。

さてさて、イギリスではビクトリア時代の1888年に発表されたオスカーワイルドの短編小説「幸福な王子」の中にツバメが登場します。
「街の中に立っている王子の像に頼まれて、ツバメが王子に付いている宝石や金箔を剥がして貧しい人々へ届ける」
という物語。最後は王子もツバメもボロボロになってまるでネロとパトラッシュのような悲しいラストシーン。
(wikipediaより)


その物語のおかげ?でツバメは「幸福を運ぶ鳥」として、ビクトリアンのジュエリーにとてもよく見られるモチーフです。

もしかしたら!このお皿も幸運を運んでくれるかもしれません。
(なんだか書いていて胡散臭い「幸せになれる壷」を売っている気分になりました)

ああ、なんだか和菓子をのせたくなるなあ。
Let's すあま&ぼた餅!